[RSRオーガニックファーム]最後のじゃがいも収穫
8月18日(火)RSRオーガニックファームでは、「生ごみ堆肥化」「じゃがいも収穫」「大根の種まき」の3つの作業を行いました。
今回はじゃがいも収穫について紹介しましょう。
大根の種はじゃがいもが植えてあった畑にまきます。
種をまくために、まず8月12日(水)には収穫しなかった残りのじゃがいもを収穫しました。
前回収穫した時は、麻袋に入れてRSRの会場まで運ばなくてはならなかったためなかなか大変な作業でしたが、今回は普通に収穫します。
雑草の生い茂る中から、茶色く枯れたじゃがいもの茎を見つけ、その下の地面を手で掘り起こします。
すると、ころころしたじゃがいもが何個も顔を出します。
今年のじゃがいもは、昨年に比べ小さいものが多いようでした。
中には、虫にかじられたじゃがいもや、
傷んで柔らかくなってしまっているじゃがいももありました。
この畑にはいろんな生き物が一緒に生きているのです。
収穫し終わった畑には、大根の種を植えます。
これから大根が育つ畑にじゃがいもが残ってしまわないよう、一つ残らず掘り起こします。
さて、じゃがいもはとってもやわ肌です。
少しでも爪を立ててしまうとすぐに皮がむけてしまうので、軍手をはめて慎重に掘り起こしていきます。軍手をはめていても、ちょっと油断してしまうと皮をむいてしまうこともありました。
普段、新じゃがいもを食べたことのなかった私は、じゃがいもの皮がこんなにも薄く簡単にむけることに驚きました。
はるきちさんがこのじゃがいもをお昼ご飯に料理してくれましたが甘みがあってほくほくしていて本当においしかったです。保存性の高いじゃがいもですが、収穫したての皮つきじゃがいもはこんなにもおいしいんですね。
スーパーに並んでいる野菜としか接する機会がなければ、畑で生きている野菜の本当の姿を知ることはなかなかできません。
じゃがいもを収穫し終わると、雑草も全て抜いて、畑に落ちているものを全て拾います。
畑の上に転がっている小さなじゃがいもや雑草を拾い終わると、最後に畑の土をきれいにならします。
これで大根の種を植える準備は万端です。
何もなくなったきれいな畑。
約半年間世話を続けてきたじゃがいもが今までそこにいたことを思うと少し寂しい気持ちになりました。
全てのじゃがいもを収穫し終えたことで、生きているものの循環はひとまずこれで一区切りです。
文章:松尾ひかる(ひかる)