[RSRオーガニックファーム]一つ一つの積み重ね
6月26日(土)にオーガニックファームチームのひかる、ちゅ〜そん。そして環境NGO ezorockも関わっているのですが、札幌でのサイクルシェアリングの実証実験を通して仲良くなった三上さん(かず)の3人で畑に行きました。
自分は、畑に来たのが5月22日(日)以来なので1ヶ月以上ぶりの畑です。
いや〜〜、1ヶ月も畑に来ていないと、作物の育ちように驚きました。
この日は朝から日差しが強く、暑い1日でした。この日の作業は、とまとの脇芽摘みと支柱立て、長ねぎとじゃがいもの土寄せ、玉ねぎとさつまいもの雑草抜き、枝豆の間引き、にんにくの芽摘みといったものです。
最初に行った作業は、とまとの脇芽摘みです。とまとを囲んでいた風除け用のビニール袋と、それを支える竹の支柱を取ってよけてから脇芽摘みを開始しました。
脇芽摘みは先週もおこなったらしいのですが、また新たに出てきた芽や摘み残しが少しあったので、見落としが無いように摘んでいきました。新しい芽は小さいので見つけるのが大変。中には育ちすぎた脇芽もありました。
途中で脇芽摘みを中断して、とまとの苗をしっかり支える支柱に使う材料を取りに行きました。元々とまとを囲むのに使っていた竹の支柱は、枯れていて折れやすいのであまり支柱には適していません。
はるきちさんになたを借りて、丈夫そうな竹を20〜30本取りました。細い竹なのにかなり頑丈で、切るのにとても苦労しました。今回参加してくださった、かずも「なかなか切りにくいですね。」と言っていました。自分は、足でへし折ろうかと試みましたが、非力なもので全然歯が立たず折れることがありませんでした。1本でもいいから折ってみたかったです。残念…
竹を集めたら支柱を立てます。とまと2株に対して支柱を3本立てます。支柱を立てる意味はご存知ですか?
支柱は、育ってきたとまとの苗が風やとまと自身の重さで、倒れないようにとまとの苗を支えるために立てます。でも支柱をただ立てるのではなくて、これからとまとが育つ方向を予想しながら
立てていきます。この時、なるべくとまとの苗が上向きに育っていくように支柱を立てていきます。
支える時、自分は少し力を入れてしまい、とまとに少し傷をつけてしまいました。とまとにあまり負荷をかけずに、支えていくのは難しい作業だと感じました。
とまとの支柱を立てた後は、とまとの両側に植えてある長ねぎの土寄せです。長ねぎの周りの土を、根元に寄せていきます。この作業はひかるとかずが行っていて、自分はその間玉ねぎとさつまいもの雑草をとっていました。先週ほとんど雑草を取ったらしく、小さい雑草しかありませんでした。畑全体を見ても雑草が全然無かったので、先週来た人たちは相当苦労したと思います。
自分はしゃがんでいると、けっこう早く腰が痛くなります。だから雑草取りはあまり好きな作業ではないのですが、今回は全然雑草が無くて助かりました。
「ありがとう〜!先週頑張ってくれて。」
次の作業は、じゃがいもの土寄せです。じゃがいもの土寄せは、長ねぎの土寄せとほぼ同じで周りの土を根元に寄せます。根元が見えないように上に盛っていきます。土寄せするのに使う、「ほう」という道具が2つだったので、2人で土寄せし、残りの1人はほかの区画から侵入していた雑草をスコップで取っていきました。この作業を交代しつつ進めていきます。
スコップでの雑草取りは、けっこう力を使うので体力的にきつかったです。でもひかるは女性なのに、1人で今回取った雑草の内の半分くらいを取っていました。天晴れですね。
その後に枝豆の間引きをしました。間引きとは、同じ場所で発芽した2〜3つの芽の中から元気の良い株を1つ選び、それ以外は抜いてしまう作業のことです。この作業も先週の続きで、ほとんど間引きは終わっていました。ここで午前中の作業は終了。
午後からの作業は、とまとの脇芽摘みの続きとにんにくの芽摘みです。
はるきちさんに脇芽の見分け方を聞いたので、午前中に残してあったとまとの脇芽を摘む人と、にんにくの芽を摘む人に分かれて作業を行いました。にんにくの芽は、先端がとがっている形をしているのでわかりやすかったです。にんにくの芽を調理するとおいしいと聞いたので、早速帰ったら炒めて食べました。北海道の方言を使わせてもらいますが、なまらおいしかったです。市場には
出ているのかわかりませんが、是非1度食べてみることをお勧めします。
午前中ににんにくの芽を摘んでおけば、お昼のときにみんなで食べることができたのに、残念です。次回来る時までに、またにんにくの芽がなっていたら、ラッキーですね。
今回の作業は、作業の数のわりにあまり大変ではありませんでした。
それもみんな、先週の人たちのおかげと言っても過言ではないですね。こういったひとつひとつの作業が良い作物作りに繋がっていくと思います。
次回からの作業も、こういったことを意識しながら進めて行きたいです。
文章:中村諒(ちゅ〜そん。)