[RSRオーガニックファーム]さつまいもと長ねぎが仲間入り

5月30日(日)。先週とはうって変わって久しぶりに気持ちのいい天気のRSRオーガニックファームでした。嬉しいことに、この日は5月1日(土)のツアーに参加してくれたゆかりが畑に来てくれました。ひかる、れん、ゆうや、ゆかりの4名で作業を行ってきました。
今回も先週に引き続き定植&種まきラッシュです。さつまいもの苗と長ねぎの苗、そして枝豆の種を植えてきました。

まずはさつまいもの定植です。あらかじめこの日の朝、畑に向う途中に種のノザキさんに寄り、さつまいもの苗を40株購入しておきました。ここで驚きの事実part1です。
なんとさつまいもの苗には根が無く、見た目はただの葉のついた茎でした。
ところが定植をすると、茎の末端から根が出てくるようなのです。驚きつつもこの苗を先々週にひかるともえが張ってくれたマルチに定植していきました。70cmの幅のマルチに2列でさつまいもを定植していきます。定植後に驚きの事実part2が発覚しました。
なんと、さつまいもはかぼちゃ並みにつるを伸ばしていくようなのです。皆さんはかぼちゃの成長過程をご存知でしょうか。
僕の実家では祖父がかぼちゃを育てていたのでその驚異的なつるの伸ばし具合を見ていました。そのかぼちゃと同じくらいの成長をするということなので、明らかに今回の株間では狭すぎるのです。でも、取り合えず今はさつまいもを定植したばかりなので、現状を維持して成長の具合を見守っていくことにしました。

次に長ねぎの定植です。長ねぎはとまとの畝の両側に沿うようにして定植していきました。
なぜこの配置にしたかというと、長ねぎの虫を寄せ付けないという特性を活かし、とまとを害虫から守るためです。作物の土との相性や、作物同士の相性があるので、そういった点にも配慮して今回は作物の区画割りを考えてみたのです。
さて、長ねぎの定植ですが、まずはスコップで深さ15cmほどの一列の溝をつくり、そこに株間10cmで立て掛けるようにして長ねぎを置いていきます。そして、その長ねぎに土をかぶせていって溝を平らにして定植は終了です。
定植がかなりあっさりだったので、ここで長ねぎ豆知識です。皆さんは、長ねぎの白い部分がどうやって出来るのかご存知ですか。
僕は知らなかったのですが、あの長ねぎの鍋なんかに入れるとうまい白い部分は、土の中に埋まっている部分なのです。なので、長ねぎ農家の方たちは、長ねぎの成長に応じて土をどんどん盛っていくようなのです。私たちもこれから長ねぎの成長に負けじと土を盛っていきます。
この日は最後に、先週枝豆の種をまかなかったところに種をまき、作業は終了しました。

5月1日の畑ツアー時に植えたじゃがいもが無事に芽を出していたので、インターバルカメラをその芽に合わせて設置してきました。2週間後に畑を訪れた時に、どのようにしてじゃがいもの芽が成長していっているか、とても楽しみです。
ちなみに、前回までに撮影できていた動画です。すいかを定植した直後一週間の様子です。定植したばかりで、まだ根を一生懸命固定しようとしているところなので、あまり成長はしていません。
動画はコチラ

今回の作業を通してみて、作物を植え、育てるということは、作物の成長過程、特性、相性、必要な栄養分など様々な要因をもっとしっかり調べてから挑むべきことなのだなぁと今回はさつまいもから学ばせてもらいました。株間もうまく合っていなく、さつまいもをどうやって定植するかも不確定のまま作業に入り、このようなことを考えさせられました。
そう考えると日ごろスーパーに並んでいる野菜を栽培している農家さんや、我らがはるきちさんに対して無性に感謝の気持ちがわいてきました。

皆さんもぜひ、機会があれば私たちと一緒にRSRオーガニックファームで畑や作物を体で感じましょう。

文章:用松 連(れん)