[コミュニティーファーム]未熟すいかのゆくえ
9月8日(火)にオーガニックファームのもえとひかるが、すいかの塩漬けをしました。今年の5、6月は例年に比べて、すいかにとって大事な日照時間が少なく、気温も低い日が続きました。そのために青いままになった未熟なすいかができてしまいました。農業は自然相手な分、計画通りにいかないんだと痛感するいいきっかけになりました。
だからといって未熟なすいかをそのままにして腐らせるのはもったいない。なんとか食べれないかと考えた末、私たちは未熟すいかを塩漬けすることにしました。要は、浅漬けにしてみようと考えたわけです。
未熟なすいかは6個ほどあったのですが、湿った場所に保存していたため、すぐかびてしまい、調理できるような未熟なすいかは半分の3個でした。作物は湿ったままではかびてしまうので、風通しのいい場所におくべきだということを理解しました。こうやって失敗して学ぶことがたくさんあります。
今回はこの3個のうち2つを使って浅漬けに挑戦しました。まず中身を見ようと2つに割ってみると、中身は意外と赤くなっていて驚きでした。小さくてもしっかりしたすいかなんだと気付かされました。味もほんのり甘くなっていました。
外の縞模様がついた皮は取り除き、赤くなっている部分は食べてしまいました。それで残った白い部分を細くきり、3分ほど塩揉みしていきました。塩揉みしたら、ザルにあけ、水で流していきます。たまに味見をしながら、塩味を調整したらできあがりです。
私はきゅうりが苦手なので、今回の未熟すいかの浅漬けは、一口たべて断念しましたが、一緒に作ったひかるは、とってもおいしそうに食べていました。
自分たちが作ったすいかを食べることは、いつもスーパーで買って、食べるすいかとは一味も二味も違う気がしました。
「生ごみ堆肥からできたすいかを食べる」ということをして、循環の中に自分もいるんだなと感じる1時間でした。もう少ししたらたくあん作りも行っていきますので、どうぞその記事もお楽しみに。
文章:福澤萌(もえ)