【報告】「全国大学生環境活動コンテスト」に参加しました!
こんにちは!大雪山国立公園旭岳自然保護プロジェクトです!
私たちは、2016年12月23日-24日に東京で開催された、「全国大学生環境活動コンテストecocon」に参加しました。その報告と、メンバーの感想をお届けします。
「ecocon」とは?
全国の環境活動を行っている学生団体が一堂に会して発表を行う場です。今年は25団体が参加していました。予選では4団体ずつの6グループに分かれて、各グループの1位が最終選考へ。最終選考の1位と2位が入賞という流れでした。わたしたち旭岳チームは初めての参加でした。
結果は・・・
例年参加している団体が多い中、予選を通過し、最終選考で3位という結果になりました!惜しくも入賞にはなりませんでしたが、その次点である3位の評価をいただきました。自分たちの活動がこのように評価されるというのはうれしい限りでした。そして活動の強みや課題に気付くことができたり、他の活動を見て自分たちにはなかったアイデアや運営方法などを参考にできたりと、大変勉強になりました。
練習に付き合ってくれた方々、実行委員会の皆様、審査員の方々、大変お世話になりました!この場を借りてお礼申し上げます。
参加メンバー感想
人に伝えるのに苦戦した
エココンに参加したいと言ってピングー、がっちゃん、キミキミを巻き込みました。今回参加したことで、活動を客観的に見ることができ、この活動をやる理由について、いつも「当たり前」と思っていた自分自身に気が付きました。今までは、ただ「好きだから、楽しいから、勉強できるから」という自己満足の動機を強く感じていました。だから、この活動が必要な理由を、そうでない人に、わかりやすく、背伸びせず、どう人に伝えるかを形にするのに、とても苦戦しました。だって「好きなこと」ならやって当たり前じゃん!と。
しかし、苦戦しながら形にしていくうちに、この活動には、自分が得ていることだけでなく、自分達が自然に還元していること、その重要さ、また、関係者の方々から持たれている期待や、今後の自分達が広げられる活動の幅の無限さなどを認識しました。そして今までよりさらに活動の魅力を感じるようになりました!貴重な経験をし、自分達の進むべき道が明確になった気がしました。僕らはもっとでかくなれるぞーー!!標高2291mの旭岳のように!!\(^o^)/
(酪農学園大学 すぎ)
管理者に任せるだけでなく
エココンのメンバーになったのは、1年間の活動を自他ともに評価することができると思ったからです。
事前の練習でフィードバックをもらった時に、「自然保護のコストを下げるために大人に利用されているように聞こえる」という指摘がありました。それに対して色々考えた結果、発表で私が一番伝えたかったことは、まず「わたしたちにもメリットがある。好きだし、楽しいし、得られるものもある」ということです。それは高山植物が好きとかアウトドアスポーツが好きとかそれぞれだと思いますが、私はものづくりが好きなので登山道整備に魅力を感じています。もうひとつは、「山をずっと楽しむために、管理者に任せるだけでなく、利用者である自分たちも担い手となるやる」ということです。
最終選考では、その他に、旭岳の魅力や、ボランティアとの架け橋になるコアスタッフの存在の意義などを伝えることが出来ました。質疑応答では、普段の活動への取り組み方など「私たちの素」の部分が出てくると思っていて、返答の際には、緊張することなく自分の言葉で話すことができたので、1年間自分なりに理解しながら、活動できたのではないかと思いました。
準備の2ヶ月間は、肉体的にも精神的にも本当に辛かったです。しかしそこで支えてくれたのは、他のメンバーはもちろんのこと、私達の伝えたかった「好き」という気持ちでした。この気持ちを忘れず、今年も前進していこうと思います。
(酪農学園大学 がっちゃん)
自然や旭岳への思いを感じられた
私は撮影などみんなのサポートを担当しました。今回は、活動を進める上で「メンバーが共有すべき思い」を共有しなおすのに良い機会だったと思います。それは、「山が好き」という気持ちです。これがまず何よりも重要だと考えています。予選では、それに気付いて評価してくださった方もいたのですが、聞いた人全員に伝えきれていなかったのをどうしても感じてしまいました。この事は、おそらくみんな感じていたと思います。それでもみんなはめげずに発表ギリギリまで必死に伝える方法を試行錯誤していました。その結果、本選では旭岳の魅力や活動の意義も伝えられたと思います。
みんなの自然や旭岳に対する思いを感じることができました。これを少しずつ少しずつ伝えていけるように今後とも努力をしていきたいと思います。
(酪農学園大学 キミキミ)
活動の意義をどう伝えるか?
今回自分が参加したのは、自分たちの活動がどのように評価され、そしてどのくらい興味を持ってもらえるのか知りたいという理由でした。発表内容づくりはとても大変でした。私たちの活動の意義をどう伝えるか?という議論になった時、一度原点に返って、「まず山が好き」「その山をずっと楽しむために、自分たちもやる」というところに立ち戻って発表しました。予選を突破でき、正直行けると思わなかったのですが、素直にうれしい気持ちになりました。最終選考はそれをさらに発展させて発表しました。が、会場の空気にのまれ、質問されたときにうまく伝えることが出来なかったのが非常に心残りでした。
しかし、この2日間はとても刺激になりました。他の団体と比較して自分たちの良いところ、悪いところを見つけることが出来たのは今後の活動で非常に役に立つと思いますし、チームの士気も上がるだろうと思いました。
何度も徹夜をして、何度も発表原稿を作りなおしたり練習をしたりしてとても疲れました。それでも私たちのチームにとっては非常にプラスになりましたし、やりがいがかなりありました。
(酪農学園大学/ボランティアリーダー ピングー)
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一緒に活動しましょう。