[コミュニティーファーム]ひょうタンブラー作り開始!

ひょうたん

11月13日(金)、環境NGO ezorock(以下、ezorock)の事務所でひょうたんの加工を行いました。
私たちは、コミュニティーファームを来年展開していくために、札幌にあるezorockのタケシの自宅の家庭菜園を借りて、試験的にひょうたん、きゅうり、とまとを育てていました。

今回は収穫したひょうたんを使って「ひょうタンブラー」を作るために加工します。
「ひょうタンブラー」とは、その名の通りひょうたんのタンブラーです。畑では、作物を栽培して収穫して食べるというのが普通ですが、畑で栽培した作物を加工してエコグッズを作ってみたい!ということで、ひょうタンブラー作りが始まりました。
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZOでは、ひょうたんを腰に下げながら活動している私たちの姿が見られるかもですね。

さて、ひょうたんは今年初めて栽培した作物です。
加工の仕方を何も知らない私たちは、色々調べ思考錯誤で加工してみます。今日の作業は、ひょうたんの中に水をしみ込ませ腐らせて、中を空洞にするための準備です。
まず、ひょうたんのつるが生えていた部分に木工用ドリルやキリ、ドライバーなどを使って穴を空けます。
穴の大きさは、つると同じくらいの大きさです。大きすぎるとひょうたんが割れてしまうし、小さすぎても後に行うひょうたんの中身を掻き出す作業がやりにくくなります。
ezorockの事務所には適当な道具がなかったので、少し邪道ですがプラスドライバーを使ってつるの生えていた部分にネジを回しこんでみました。すると意外にもねじがするすると奥まで入っていき、小さな穴をあけることができました。これでは、まだ大きさが不十分なので、次にテントに使うペグをひょうたんに差し込んでみます。最初の数cmの部分は堅くなかなか奥までささりませんでしたが、そこを超えるとサクッと奥までさしこめました。どうやら皮の部分は堅く丈夫ですが、中身はやわらかいようです。

私自身、加工前のひょうたんを見るのも触れるのも初めてで、中身がどうなっているのかも分かりません。ペグを差し込んで、中身をかき混ぜてみましたが、一体、中がどうなっているのか想像が膨らむばかりです。
あるひょうたんにペグを差し込んでいると、穴を空けた部分にひびが入ってしまいました。
乾燥させて加工したひょうたんは丈夫ですが、収穫したばかりのひょうたんはもろいようです。初めての作業では、失敗から知ることがたくさんあります。

作業風景

さて、穴を空けれたら後は水に浸して終りなのですが、なにやら調べているうちに、ひょうたんの中身を腐らせると、とんでもなく強烈な匂いが発せられることが分かりました。
確かに加工中もすでに、ほんわかと今まで嗅いだ事のないひょうたんの匂いが漂いました。これよりも、もっと強烈な匂いがするとなると大変です。これでは、ezorockの事務所に置いていくわけにはいかないので、オーガニックファームチームのれんの家で水に浸し、腐らせることになりました。

ということで、事務所では穴を空けるとこでひとまず終了です。
ここからはれんが家に持ち帰って、水に浸す作業をします。

初めて栽培して手にしたひょうたんを加工するのは、色んな発見があってとても楽しかったです。これから、どうやって腐っていって、乾燥させる頃にはどんなひょうたんになっているのか、わくわくしてなりません。

文章:松尾ひかる(ひかる)