【報告】’北海道大学サステナビリティ・ウィーク2016’分科会にて事例紹介を行いました
2016年10月30日(日)、北海道大学で行われた‘北海道大学サステナビリティ・ウィーク2016’内の
学生ワークショップ「大学生の挑戦!世界の目標を自分とつなげる」にて、
大雪山国立公園旭岳自然保護プロジェクトのプロジェクトメンバーが発表をさせていただきました。
2015年、「国連持続可能な開発サミット」にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。
この目標は「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」などといった17つの世界規模の目標からなっていて、国連に加盟するすべての国が、2030年までにこの目標を達成するために動くことになっています。
その目標に関わる活動、かつ学生による活動として、お声がけいただき、事例紹介をしてきました。
具体的には、わたしたちの活動はこの2つの目標につながっているのではないかと考えました。
「目標 4 . 質の高い教育をみんなに」
散策者へのマナー啓発や、ボランティア参加者への自然保護についての教育機会の提供
「目標 15. 陸の豊かさも守ろう」
散策路の修繕や植物保護ロープの設置などによる高山植物の保護
足元の活動が世界の目標につながっていることに気づくことができた機会となりました。
環境省北海道環境パートナーシップオフィスのみなさま、お声がけいただきありがとうございました。
参加者の皆様、ありがとうございました。
発表者感想
旭岳の自然保全だけに携わっているというわけではないと気付いた
地元・北海道の人がメインで活動しているezorockが、海を越えて世界の目標を考える。
会場には様々な国籍の人たちが集まって英語が飛び交う、そんなところでした。そんな中で私たちは発表の場をいただき、旭岳の自然保護活動についてSDGsと関連付けてお話ししてきました。
今回、シンポジウムに参加したことで、今までは活動を通して旭岳周辺の自然保全に携わっていると思っていましたが、旭岳だけではなく、地球規模での保全に関わっていることに気付きました。そのほかにも、話を聞いてくださった方々の意見や感想を聞くことで普段考えもしなかったことを考えるきっかけになりました。
(酪農学園大学2年 さんぴん)
普段の活動と、世界の目標がどう結びつくのかを学べた
普段の活動と、世界の目標がどう結びつくのか、発表を通して勉強する機会になればと思って参加しました。準備するうちに少しずつ世界の目標SDGsについて知っていくことができました。なんとなく普段の活動や、自分の勉強していることの向かうべき方向を見出すことができて良かったです。そしてなによりSDGsを取り巻く素敵な方々と出会えたことが、一番の成果でした。機会があればまた参加したいです。
(東海大学札幌2年 りょーちん)