【連載|対談】ezorockers RYOHEY KUNIMI ~頭で考えずに飛びこむ~

まーくんとタケシくんの対談が始まります!

ezorockの『人』に着目したコラム14回目。今回は、RISING SUN ROCK FESTIVAL (以下、RSR)環境対策活動を間近に控えたEarthCareチームから、まーくんの登場です。ポロクルのクルーにしか分からないマニアックな活動の魅力も教えてくれました。また、RSR2014のボランティアでは、ボランティア活動への考え方が変わるような経験をしたようで、今年はコアスタッフとして参加しています。どうぞ、ご覧下さい。(RSRまであと5日!)

- PICK UP -
✔ 呼ばれてるなって思って
✔ 家の玄関を開けて白い光が射し込んだ時に達成感を感じました
✔ 大学生活を振り返った時に2泊3日の経験って大きかったですね
✔ 思いやり的なものが必要なんじゃないかって思って
✔ コアスタッフをやろうと思った理由はかっこう良かったから
✔ 脳みそを通さずに反射神経的に動くのが大事じゃないかって
✔ おまけ1・2


名前  :國見竜平(くにみ りょうへい)
あだ名 :まーくん
所属  :北海学園大学 経営学科 4年生
ezo所属:EarthCare、POROCLE
出身地 :生まれて3カ月は岡山県。育ちは札幌内で転々としてきた。
特徴  :独特のしゃべりのテンポ(本当は音源で聞いて頂きたい…)

名前  :草野竹史
あだ名 :タケシ
所属  :NPO法人 ezorock 代表理事
出身地 :札幌市
特徴  :行動力がすごい

呼ばれてるなって思って

タ:ezorockを知ったのはいつなの?
:2014年ですね。RISING SUN ROCK FESTIVAL(以下、RSR)のボランティアに参加しました。紹介です。知り合いの知り合いがezorockの誰かで。。。「私の友達がこういうのやってるんで来ない?結構人足りてないみたい。」って言われて。
:それ、ほぼ他人だよね(笑)助けなきゃって思ったの?
:呼ばれてるなって思って。行ったことないのもあって。ちょうど2014年にワンオクを聞き始めたのもあって。知らない人の情報ではあったけど。今考えてみたら、ワンオクよりも役立てる感の方が大きくて。
:説明会とか現場に入ってみてどういう気持ちだったの?ドキドキしたとか。達成感とか。
:期待4割、不安6割って感じですね、事前は。足りてないのがリーダーっていうところだったので。RSRも行ったことないし、ボランティアもやったことなけど、やろうと思ったので。実際にやってみて、すごい人たちが周りにいてくれて班の仲間もいてくれて。
:ボランティアコーディネーター(以下VC)と班のみんなに助けられてって感じなんだ。

ezorockersまーくんとタケシの対談


家の玄関を開けて白い光が射し込んだ時に達成感を感じました。

RSRの3日間過ごして、その時の感情を表現するとしたら?
:結構未知の世界で。泊まり込みでボランティアやるとか異質で。
:分かるわー。俺の話もして良い?俺が達成感を感じるタイミングはさ、家帰ってトイレに行った時なんだけど、現場だと俺便秘になるんだよね。で、トイレを何回か詰まらせてるんだけど、水分足りなくて。その瞬間ってさ、疲れてるのにやめてくれよって残念な気持ちと一緒に達成感もあって複雑な気持ちになるんだよね(笑)
:(笑)RSRは自分としてはアドべチャーっていうか。達成感を感じたのは…家の玄関を開けると白い光が射し込むんですよ。それを見た瞬間に達成感とほっとした気持ちになりましたね。
:俺の印象ってまーくんって、これまでも色々やってたんだろうなって感じだったんだけど、どうなの?
:ボランティアはやったことあったけど、RSRの活動は社会と近い感じがして。社会的に認められてるイベントの中で活動するから。それまでは、公共の場でやるのが多い印象だったので、RSRの活動は更に背筋を伸ばして関わろうと思ったっていうか。
:確かにezorockの活動って責任も求められるよね。

2014年にまーくんが一緒に活動した班のメンバー達

大学生活を振り返った時に2泊3日の経験って大きかったですね

タ:社会的意義を感じたというか、それがあったから印象に残ってたの?
ま:うーん、活動に参加したのが自信になったところは大きくて。それに、大学生活を振り返った時に2泊3日の経験って大きかったですね。しかも、初めての場でリーダーをやって、けっこうそれもチャレンジだったし、もう1日とかの大体のボランティアはできるやんて思って。それに、ボランティアっていうものへの感覚が僕の中で変わってきてて、本当はコーディネートするものなんだなって思って。今までのボランティアの現場ってezorockでいうVCっていう人がいなかったんですけど、そういう人が必要だったんだなって思ったんですよ
タ:事前の作りこみからこんなに手間暇かけて、コーディネートに力かけてるのは珍しいみたいだよ。

まーくんがボランティアっていうものの捉え方が変わった話をしてくれているところ。

思いやり的なものが必要なんじゃないかって思って

タ:ポロクルも含めてezorockに入って他に印象的だったことってある?
:RSRでもポロクルでも共通してることなんですけど、思いやり的なものが必要なんじゃないかって思って。ポロクルの話で言うと、自転車と車でコミュニケーション取るために、ハンドサインを使ったりするけど、そういうのも思いやりかなって思って。RSRもごみ箱に来た人がどうしたら、気持ちよくごみを捨てられるかなとか考えるから、そういう部分で共通してるって思います。
タ:面白いやつだな。目の前にあることの意味をちゃんと咀嚼して、しっかり考えるやつなんだな。
ま:それは、結構大事にしてるかも知れないですね。
タ:俺さ、RSRとポロクルと旭岳って共通点があると思っていて、お金を出してサービスを利用してる人でも、何にもやらなくて良いわけじゃないよねっていう提案をしてると思うんだよね。そのためにはお互いに気持ち良いコミュニケーションが必要っていうかさ。
:車の運転手の人と、がっちりはまる時があるんですよ(笑)
:(爆笑)何、どういうこと?
:なんか、自分が自転車で左側通行してる時に右後ろから、微妙なスピード感や距離感に気遣いを感じたり。自分もそろそろ曲がろうかなみたいな時にバシッとハンドサイン出したら、車も「やっぱりね」みたいな感じで(笑)車の運転手の人とアイコンタクトしたり。
:爆笑)「今のタイミング最高だよ」みたいな?それ、面白いな。波長があったというか、日本人らしいよね。

ポロクル中のハンドサイン

コアスタッフをやろうと思った理由はかっこ良かったから

:就職決まってるの?
:はい、東京ですね。システムエンジニアです。やっぱり、向こうの方が色々な経験ができるっていうのがあって。あくまで今の気持ちですけど、こっちに戻って来て還元したいと思っていて、ポロクルだと、自転車を管理してるソフトウェアとか、もうちょっと使いやすくなるんじゃないかなっていうのもあって。
:カムバック宣言か。お前良いやつだな。ちなみに今年コアはどうしてやろうと思ったの?
:自分の気持ちに一番近い理由は、かっこ良かったからなんですよ。2015年のVCがかっこ良く思った。
:じゃあ、かっこ良かったから、やってみようと思ったんだ。じゃあ、今年目標にしていることは?
:どうしたらかっこ良いんだろうって考えていて。僕がかっこ良く思うことは堂々としていることなんです。で、堂々とするには、それだけの努力が必要と思うんですけど、それを愚直にやっていきたいと思っています。
:じゃあ、今年まーくんもボランティアにかっこ良いと思ってもらえたらうれしいなって感じかな。
:そうですね。ポロクルのママチャリレースの時にも結構自分を追い込むんですけど、いかに自分をだまさずに追い込めるかをけっこう追及してましたね。
:こいつ、どんな環境与えても学びに変えちゃいそうだな。
:確かに、できないっていうのが嫌だから、がんばってできるようになってきてることはたくさんあるかも知れないです。でも、スポーツなら要所要所にダサいとこあると思います(笑)

まーくんの話を真剣に聞くタケシくん

脳みそを通さずに反射神経的に動くのが大事じゃないかって

:最後に一言お願いします。
:僕は最近すごい大事に考えるてることなんですけど、行動のバランスが大事だと思っていて。ボランティアをやってみようって考えた時も、やらない理由はいくらでも思いつくことはできて。でも、悪いことを考えても、起きるか分からないし、脳みそを通して考えずに、反射神経的に何かに取り組むことって大事なんじゃないかなって思って。人助けとかもそうなんですけど、「誰かが見てるかも」とか考えずに、行動に移しちゃうのが大事なんじゃないかって。
:それは大事かもな。俺もezorock始める時何も考えてなかったもん。
一同:苦笑

7_最後に2人

おまけ1 ~なんでまーくんなの?~

:なんでまーくんなの?
:最初のRSRで田中正弘に似てるよねって言われて。それまでは良平でした。
:それ、違和感あるんじゃないの?
:もともとあだ名が多くて。色んなあだ名で呼ばれることが多くて。だから、慣れましたね。
:兄弟は?
:兄が2人いて12歳と10歳離れてます。末っ子です。
:そうなんだ、それもあって落ち着いてるのかな。

8_おまけ1

おまけ2 ~対比的なふたり~

:なんか、落ち着いた独特の雰囲気あるよね。最近慌てたことないの?
:昨日「あ、自分慌ててるな」って思いました。車止めてる駐車場が22時で閉まるところだったんですよ。で、気づいたら22時過ぎて、まずい!って思いました。
タ:自分慌ててるなって思えてる段階で慌ててないよ。俺なんかね、前の職場の時に、仕事で山をたくさん上ったあとで、疲れてたの。それで、俺、パイン飴をポケットから出そうとして、ブレーキから足が浮いちゃって、ぶつかっちゃったの。警察を交えて話しする時も、相手の車のおばちゃんにも、職場でもどうしたの?って聞かれた時にパイン飴のエピソードを何回も話さないといけなくて(笑)
:つらいですね(笑)

9_おまけ2

最後まで読んで頂きありがとうございました。
RSR前最後の更新とします。8月はezorocker達がたくさんの挑戦の場を仲間たちともめたり、協力しながら乗り越えていきます。
そんな夏を経たコアスタッフたちを、また紹介していきますので、お楽しみに!

▼【募集】〈8/12-14〉RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO 環境対策ボランティア大募集! に参加したい方はコチラ
https://www.ezorock.org/project_c/recruit/12049
締め切り過ぎていますがお申し込み可能です。

▼【連載】RSRで行われている5つの活動
⇒もうちょっと活動内容を見てみようというかたはコチラ
https://www.ezorock.org/column/12704