ウヨロ川における森、サケの保全活動プログラム

uyoro

森とサケにはもともと、持ちつ持たれつの関係があります。

サケは、海でエサをたくさん食べ、その恵みを自分の大きな体にたくわえて川に持ち帰ります。
森は、サケの栄養分を吸収して豊かになり、たくさんの落ち葉によって、サケなどの生物が住む川や沿岸にその恵みをお返しします。

今回実施いたしますプログラムでは、森とサケの関係性についても学べるプログラムとなっております。
ご希望の方は「Aのみ」又は「Bのみ」、「AB両方」の3つより参加プログラムをお選びください。
定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください。

A)ウヨロ川における野生サケ保全活動プログラム

サケは明治期から人工ふ化放流事業が進められてきました。その結果、河川に遡上して自然産卵するサケ類の割合は減少しています。ウヨロ川は北海道の中でも有数のサケの自然産卵が多数見られる川であり、札幌市を中心とする道央圏の中では最も間近にサケが観察できる川のひとつです。
今回のプログラムでは、遡上してきたホッチャレ(産卵後のサケの死体)の状態や数を把握する予定です。

【プログラム概要】
日時 12月14日7:00~12月15日18:00
※札幌駅北口集合、解散となります。詳細な場所は参加者決定後にご連絡いたします。
場所 ウヨロ川
内容 ウヨロ川における野生さけ保全活動プログラム
プログラム
■14日
 プログラム実施に向けた講習
 プログラム実施(5h)
 座学プログラム(1.5h)
 ・ウヨロ川におけるサケ保全活動に関して
   講師:自然ウォッチングセンター代表 島田明英氏
 ・ウヨロ川におけるサケの生態に関して
   講師:ウヨロ環境トラスト理事 坂本清司氏
■15日
 プログラム実施(6h)

講師プロフィール
『島田 明英氏』
年齢 58才。静岡市生まれ。
19才で来道、札幌市在住。
北海道自然保護協会、野生生物情報センターをへて、現在 自然ウォッチングセンター代表。
野生動物の調査、自然観察・自然体験等の企画、指導を行っている。
2009年から毎年、ウヨロ川のサケの遡上状況やホッチャレを利用している動物の調査を実施している。

『坂本 清司氏』
年齢 65歳、北海道上川郡東川町生まれ。
白老町在住。
大昭和製紙(現日本製紙)の会社勤務を経て、ポロトの森ネイチャーガイドめむの会会員(2012年3月解散)、NPO法人ウヨロ環境トラスト理事、ヨコスト湿原自然環境調査報告書の取りまとめ(植物担当)、2004年からウヨロ川でサケを観察している。

B)ウヨロ川流域での森林保全プログラム

今回はAを実施したウヨロ川流域の森でのプログラムとなります。

プログラム概要
日時 12月16日7:00~20:00
※札幌駅北口集合、解散となります。詳細な場所は参加者決定後にご連絡いたします。
場所 ウヨロ川流域の森「トラストの森」
内容 「トラストの森」保全活動プログラム
プログラム
 植樹木の野ネズミ対策作業、薪割り作業
 フィールドでの森にかんする講座

『辻 昌秀』
1954年生まれ(58歳)。道内に生まれ、白老町在住。
イギリスで雑木林管理のワーキング・ホリデーを体験し、帰道後森林ボランティア活動を開始。
現在、NPO法人ウヨロ環境トラスト常務理事。ウヨロ川流域で、放置人工林整備などの森づくりのほか、野生サケ保全調査、フットパス整備などの実践的活動を行っている。

お申し込み・お問い合わせ

環境NGO ezorock 011-562-0081(担当/大熊)

このプログラムは地球環境基金の助成にて実施しております。