【連載|対談】ezorockers TAKAHIRO KOUNO ~第6感で関わった方がいいと思った~

対談_たかとタケシ対談後の笑顔

ezorockの『人』に着目したコラム13回目。「大学生活ってこんなんでいいのか?」と考えた大学1年生のたか。そして、大学2年生から行動を起こし、どんな経験があったのか、どんな出会いが待っていたのか教えてくれました。どうぞ、ご覧下さい。

- PICK UP -
✔ お世話になった人に「楽しいよ!行ってみな!」って言われて
✔ 割り箸を使ってどんな環境負荷があるのかも調べていて
✔ 「大学生ってこんなんでいいのか?」「何か足りないなぁ」って
✔ 自分が動く原動力~たまたまリーダーになっただけ~
✔ 自分の思っていることとか感情をちゃんと伝えなきゃって
✔ おまけ ~ 俺、昨年北大のSSHでミニ四駆走らせてた ~


名前  :河野尚弘(こうのたかひろ)
あだ名 :たか
所属  :北海学園大学 経済学部 地域経済学科3年
ezo所属:EarthCare(ナビ配布セクション)
出身地 :室蘭
特徴  :笑顔が優しい、良い声してる、写真うつりが良いと言われる

名前   :草野竹史(くさのたけし)
あだ名  :タケシ
所属   :NPO法人ezorock 代表理事
出身地  :札幌市
特徴  :写真うつりが悪い

お世話になった人に「楽しいよ!行ってみな!」って言われて

草:いつからezorockに来たんだっけ?
た:去年のRSRのボランティアからです。
草:きっかけは何かあったの?
た:きっかけは、豊平若者活動センター(若活)※1で一昨年に実習でお世話になった職員さんが毎年RSRの来場者で行っていて「楽しいよ!行ってみな!」みたいな感じで、その時いろんなボランティア活動をしていて、友達と「行ってみようか」ってなって行きました。
草:なるほどね~来場者で来てた人からの紹介だったんだね。
た:まだ迷ってたんですよね。で、日高のボランティアセミナーに行って、そこで1回(タケシと)会ったのも影響してましたね。
草:そっかー、じゃあ、やっぱり重ねて情報に触れる機会があって参加を決めたんだ。勉強になるわー。
※1:豊平若者活動センターとは?:若者のまちづくり活動やイベントへの参加をサポートしたり、情報提供を行うなど、若者の仲間づくりや交流を促進している。

タケシくんとたかの対談の様子。ezorockに入ったきっかけの部分

最初は緊張したけど、少しずつ緊張がほぐれた

実際に活動してみてどうだった?
た:自分は13班だったんですけど、知らない人達ばかりで緊張してました。けど、VC(ボランティアコーディネーター)のもなとかあさがアイスブレイクをしてくれたり、もなの口ぐせを真似して皆で楽んでいるうちに緊張がほぐれました。
草:おぉ、13班ね!最初(リーダーの)わたけんもめっちゃびびっててさ(笑)
た:そうなんですね。しかも、わたけんがいない間に班の人で自己紹介すましちゃって、終わった頃に現れるっていう笑。でも、メンバーが本当にすごく良くて。特に、東京から来てたボランティアのキヨが「めっちゃ、すげー」と思って。何でも率先して動くというか、来場者に向けて大きな声でアピールするのとか勇気いるけど、真っ先に声出したのもキヨだったんですよね。「おぉー」ってなって。とにかく13班は良いメンバーで、今でも「会いたいねー」って連絡とったりしますね。
草:確かに、道外から来るだけでも行動力あるかもね。班の雰囲気が良いと皆そのあとも来るよね。

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 13班の写真 とても楽しい班だったみたい

割り箸を使ってどんな環境負荷があるのかも調べていて

草:高校はどこだったの?
た:室蘭栄高校でした。SSH(スーパーサイエンススクール)(※2)指定校でした。
草:頭いいじゃん!どんなことしてたの?俺はSSCゼミナールっていう塾に通ってたけど、関係ないね(笑)
た:学力ではあんまりだったけど、実験したいなぁっていうのでSSHを目的に入ったのもあって。室蘭工業大学の先生と実験したり、北大工学部の放射線のとこで授業したり。で、2年生の時のテーマがサスティナビリティ(持続可能性)で。割り箸について自分たちで調べて、製品の製造過程でどれ位の環境負荷があるか(ライフサイクルアセスメント)とかも調べたり、それをプレゼンしたりっていう経験があって。で割りフェス※3も好きで。。
草:(爆笑)すげー、マニアックだな。俺はそういうの大好きだけど。10年以上やってるけど、その入り口で割りフェスに参加してるのは初めて聞いた(笑)フェスとか言ってるけど、ただの選別だからね笑。
た:(笑)興味もあったし、割りフェスには去年のRSR後にもなにも誘われて、わたけんとか同じ班だった人と行きました。
※2 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは:文部科学省が科学技術や理科数学教育を重点的に行う高校を指定する制度のこと
※3 割りフェスとは:ezorockがRSR後に行う割り箸の分別作業のこと。割り箸は紙にリサイクルできるが、竹箸、竹串はリサイクルできないので分別する。なぜ割りフェスというのかは、フェスってつけたら楽しそうだからである。

たかとタケシくんの対談の様子。たかが割り箸に詳しいことをきっかけに割りフェスに来たと聞いて、爆笑中。

「大学生ってこんなんでいいのか?」「何か足りないなぁ」って

草:お前ちょっと不思議だよね。たかの原動力ってなんなの?
た:うーん、大学1年の時は遊びもせず人と関わらなくて、「何もやってないなぁ」と後悔して。2年になって「なんかしなきゃ」って危機を感じて(笑)何でもやろう、出会いの年にしようと。で、2年からサークルとか2つ入ったり、いろんなリーダーやらされたり。
:そうなんだ。人と関わらなかったのはなんで?
:1年は勉強しかしていなくて毎日学校のパソコン室に10時までこもって勉強してたり。家帰って料理作ってご飯食べて寝て起きて学校行って…っていう生活の中で「大学生ってこんなんでいいのか?」「何か足りないなぁ」って思って。そこから、サークルをやったり、RSRに行って色んな人に出会ったり、大分生活が変わりましたね。

「大学生ってこんなんでいいのか?」「何か足りないなぁ」って思ってた時のことを話すたか。

自分が動く原動力 ~たまたまリーダーになっただけ~

草:いろんなリーダーやらされるって言ってたけど、どんなのやってたの?
:セミナーの班のリーダーとかゼミ長とかサークルの運営とか。
入学当初は特に自分ではリーダー向きではないなぁって思っていて、裏方をしたいと思っていた。自分より絶対こいつがリーダーに向いてるだろって思う時もある。けどなんだかんだ、人から頼られるのが好きだなって思った。その期待にこたえるのが自分を動かす原動力になってるかも。やるしかないなって思える。
草:人の期待に応えたいっていうのが原動力になっているんだね。たかは自分がどういうタイプのリーダーだと思う?
た:高校から良く知ってる友達からは、「影の支配者」とか「独裁者」とか言われることもあって(笑)裏方として人のことを動かしているよねって。自分でも否定できない。
草:まぁ、「独裁者」って語弊あるよね(笑)「根回し」とか言い方あるでしょ。まぁ、リーダーは2つのタイプに分かれるけど、たかは資料作る、備品準備するとかのロジまわりをしっかり固めてチームをサポートするタイプなんだね。
た:どっちかというとそうですね。頼られ過ぎると大変なんですけどね。。

たかとタケシの対談中「自分が動く原動力 ~たまたまリーダーになっただけ~」の話をしているところ。

自分の思っていることとか感情をちゃんと伝えなきゃって

草:今年コアスタッフにもなって、何か目標はある?
た:昨年、自分がコアになったのは、もなとかあさに誘ってもらったのも大きいんですけど、もっとVCと話したり、何か一緒にやりたいっていうのがあって。あとは、伝える力が本当に皆無なので(笑)自分の思っていることをちゃんと伝えなきゃって。昨年位までは周りから「何で怒らないの?」って聞かれるぐらい、抑圧していた感じがあって。冷めやすさもあって(笑)今年1、2月位に目標を考えていた時に、このことが自分の欠点だなって思った。それで、VCを中間目標としてやっていこうかなと思った。自分の思ったこととか、気持ちを相手にうまく伝えるために動こうって。
草:感情は上手に伝えなきゃね。溜めちゃうとどうなるの?
た:2,3日人と会いたくなくなります笑。だけど、やっぱり抑圧しすぎるのは駄目だなって思って。ただ本当に怒りたくないので(笑)みんなに迷惑かけたくないなって思っちゃう。でも、昨年「ちゃんと怒らないと」って言われることもあって。
草:そうだね、それでいうとVCは良いチャレンジかも知れないね。

たかとタケシの対談「自分の思っていることとか感情をちゃんとっ耐えなきゃって」を話しているところ

小さなきっかけでもそのチャンスを手に入れること

草:最後に一言お願いします!
た:このふり困りますね(笑)なんだろうなぁ…。別に小さなきっかけでも、そのチャンスを手に入れて活かすことが大事で。自分の中で憧れる人がいる場合とかに、どうすれば近づけるのかってちゃんと考えることは大切だと思う。すぐに、人に頼るんじゃなくて、一回考えて自分の考えをもつというか。ezorockには自分の第6感が関われって言ってたのが大きいんですけど。いろんな人と関わりたいんだったら、どこに行ってもいいけど、ezorockだったら、いろんな人とも関われるし、薪割りとか滅多に経験できない活動ばっかりなので、ちょっと見て体験したらハマると思います。(笑)

たかとタケシの対談「小さなきっかけでもそのチャンスを手に入れること」を話しているところ。

おまけ ~ 俺、昨年北大のSSHでミニ四駆走らせてた ~

草:もともと持続可能性とかに関心があって、SSHを選んだの?
た:いや…実は第5希望で(笑)希望がかなわないのが有名なんです。
草:それもう希望聞いてくれてないじゃん笑。めっちゃ余談なんだけどさ、俺昨年北大のSSHで授業やったんだよね。めっちゃレベル高かった!
た:そこで、どんな授業してたんですか?
草:俺ね、ミニ四駆走らせてた(笑)チームビルディングですからって言って。なんかね、留学生と高校生が英語で議論してた。俺、英語分からないけどね。

たかとタケシくんの対談「最後のおまけ」の話をしているところ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからもezorocker達を紹介していきますので、お楽しみに!

▼【募集】〈8/12-14〉RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO 環境対策ボランティア大募集! に参加したい方はコチラ
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▼【連載】RSRで行われている5つの活動
⇒もうちょっと活動内容を見てみようというかたはコチラ
https://www.ezorock.org/column/12704