【連載|対談】ezorockers SOHEI ASHIDA ~自分だけの強みが欲しかった~
ezorockで活動する『人』に着目したコラム4回目。今回は学生コアスタッフの『れげえ』です。自分だけにできる何かを身につけたいという気持ちで活動に参加するようになりました。時に背中を押され、迷う気持ちを乗り越え、新たなホームを獲得していった話を聞かせてくれました。
ーPICK UPー
✔ 部活はやってたけど、もっと自分だけの強みがほしかった。
✔ ボランティアってキラキラした印象だったけど、普通に悩みながらやってるんだと思った。
✔ アウェイからホームに変化していった瞬間
✔ 自分にとってホームになると、もっともっとって吸収したくなる
✔ 背伸びは大事。ただ、鎧は脱げるようにしておく。
✔ おまけ~破天荒になりたいけどやっぱり真面目??~
芦田 創平(れげえ)
出身地 木古内町
所属 北海道教育大学札幌校
ezo所属 プロジェクトNINOMIYA、EarthCareプロジェクト
特徴 破天荒に憧れる真面目、レゲエがディープに好き
草野 竹史(タケシ)
出身地 札幌市
所属 2006年~NPO法人 ezorock代表理事
特徴 実は料理ができる
ボランティアっていうのは重く感じたけど、オリジナルの強みはほしくて。
タ:そもそも何で入ろうと思ったの?
れ:何かやんなきゃって思ってた。それで、大学3年の時に子どもと遊ぶボランティアに申し込んだ。でも、当日キャンセルしちゃいました。今ならそれが、ひどいことしたなって分かる…。「子ども大好き」「きらきら」みたいな感じに見えて、ボランティアって合わないのかなとか重く感じるようになった。でも、オリジナルの強みのような、何かはほしくて。そんな中で、大学4年のボランティア論実習でezorockと関わったあと、がんがんRSRのボランティアコーディネーター(以下、VC)に誘ってもらって。でも、教採二次の前だったし、返事するのは結構引っ張ってた。
タ:ボランティア実習からっていう入りはどうだった?
れ:同じ実習を受ける学生でも知らない人が多いからどうしようって思ってた。でも、2回目は顔見知りになった人もいるから楽しみになった。実習の現場がezorockのプロジェクトNINOMIYAで、薪割りをやった。受け入れ担当をしていた職員の『くま』に結構強めに背中を押してもらって笑 「1回打ちのめされる位、限界までやってみた方が良いよ。」って言われて「やっぱりそうか。」って思ってVCやった。
ボランティアってキラキラしたイメージだったけど、あーだこーだ悩みながらやってるし、それを言い合える感じ
タ:ezorock入ってどんな印象だった?
れ:うーん、皆悩みながらやってんだなって思った。それまでボランティアのイメージは「俺は将来を見据え活動してます。キラキラ☆」って感じ。で、同じような人ばっかり集まってるイメージだった。そういう部分に抵抗があったけど、ここは、皆違う感じがするし、あーだこーだ悩みながらやってると思ったし、それをお互いに言い合える感じ。人間味がある感じかな。
タ:多様な組織にしたいから、そこは大事にしたいね。でも、元は俺もそうだったけど、背伸びしてた時期があったな。「ボランティアはこうあるべきだ。」とか、できるやつに見せたかった。今は良いことだけを伝えるのが嫌だし、等身大を大事にしたいと思うようになったよ。どろどろした面もあって当たり前だから。
ぽんと新しい場所に入ると自分のポジションがほしくなる。今思うとそのために自分の強みを考えてた。
タ:結局コアスタッフとして夏を乗り換えて、今はどうなの?
れ:良かった。教育大に4年いると、人間関係が固まって、自分のポジションが決まってくるじゃないすか。そればっかりもどうなのかなっていうのにezorockに入って気づけた。ぽんと新しい場所に入ると、自分ポジションが欲しくなる。そのために、自分の強みが何かを考えてた。今考えるとそう思う。
タ:コミュニティに入るって緊張するじゃん。アウェイからホームにどうやって変化していったの?
れ:ぱんって変わったのは、RSRの一斉清掃中。『ヤーマン』って言葉(レゲェ好きが挨拶等で多用する言葉)がボランティアコーディネーター(以下、VC)の間で流行始めて、ふざけるようになってホームに変わった。レゲエ好きでの内輪ネタだったのがVCのchittaに拾われて広まった。
タ:ホームに変わると、どんな気持ちの変化があったかな。
れ:最初は、しくじれないし、嫌われたくないからMTGとかでも「ちがくない?」とか言えなかったけど、それが変わった。けど、RSR終わり近くまで緊張してた笑
今は話題にどんどん絡みたくなる。知らないことは悔しいし、俺も輪に入れろって思うようになる。
タ:今はどんな気持ちでここ(事務所)にくるの?
れ:部室みたいな感じかな。自分にとってホームになると、もっともっとって吸収したくなる。RSR後はNINOMIYAプロジェクトの会議に参加しているけど、話題にどんどん絡みたくなる。知らないことは悔しいし、俺も輪に入れろって思うようになる。VCに引っ張ってくれたくまからは珍しいタイプかも知れないって言われた。
タ:今後のezorockとの関わりはどうしたい?
れ:社会人になっても来たいですね。ただ、今とは違う立ち位置で、関わりたいと思うと今のうちに色んなことを知っとかなきゃなって思う。自分も昨年の経験者から、色々教えてもらうけど、現役まっただ中の人とはまた違う意見を聞けたりもする。それに働き出したら、また新しいモヤモヤを抱えるだろうから色々話したい。
背伸びも大事。ただ、鎧は脱げるようにしておくのが大事だと思う。
タ:将来はどんな人になりたいの?
れ:面白い先生になりたい。なんか、この先生が話せば面白いとかあるじゃないですか。そういう感じ。実習行った時は「教師たるもの」みたいのに向けて背伸びして辛い時期があった。地元が田舎だったんだけど、すごく中学校が楽しかった。学校祭とか体育祭とか、漫才もやった。楽しい思い出があるから、学校で働こうって思えた。誰かの思う教師像じゃなくて、自分なりの教師の姿を目指したい。
タ:ちょっと背伸びしてる時間も大事だと思う。ただ、背伸びしている自分をちゃんと自覚できることは大事なのかな。鎧はちゃんと脱げるようにしておくのが大事と思う。本来の自分を見失わないために。
タ:じゃあ、最後に一言どうぞ。
れ:学校でなかなか姿が見えなくて、一時学校で行方不明説があったようですが、私は学校もezorockも元気にやってます。これからもよろしくお願いします笑
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おまけ ~破天荒になりたいけどやっぱり真面目??~
れ:自己顕示欲が強いんですよ。
タ:それをさらっと言えるのって意外とすごいよね。言葉がまっすぐ。言葉とか表情とか気持ちが一直線に感じるから、話がすっと聞き手に届くよね。
れ:うーん、そうかな。自己顕示欲っていうか、普段あんまり見せられなくて、でも、もっとアピールしたいなって思う部分がある。なかなか伝えられないかも知れないけど、自分面白いぞっていうか、他にも色んな良いところを知ってほしいって感じ。
タ:「面白いぞ」って笑 でも、ほんと真面目だよね。
れ:いや、俺まじで破天荒ですから!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからもezorocker達を紹介していきますので、お楽しみに!
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冬は交流会や研修プログラムを中心に活動しています。
お話を聞くだけでも大歓迎なので、ぜひ説明会にお越し下さい。